今回のゲームは「龍が如く7」です。
ネタバレありなので、お気を付けください。
始めに
自分は、龍が如くシリーズは大好きで、外伝含めて全てのシリーズ作品をプレイしています。
そんな、生粋の龍が如くファンの一人である、自分の感想を一言でいうと・・・
「かなりの良作」でした!
主人公が、春日一番に交代やアクションからRPGと大きく改革がされている作品です。
改革後の作品として、かなり良いスタートを切れたのではないかと思います。
ストーリー
今回の龍が如く7は、とにかくストーリーが良かったです!
主人公の春日一番のどん底の状態から、東京都知事や近江連合に喧嘩を売っていく過程はとても爽快で楽しめました。
最後は、兄弟分である、若を全力で全うな道に戻そうとする、
一番にうるっと来てしまいました。
とにかく声優さんの演技が凄かったですね。
最後の最後に若を説得できたというのが、桐生さんと大きな違いで、
一番でないと出来なかった結果なのかなと思いました。
細かい部分で気になるところはありましたが、(ミラーフェイスはやりすぎでは・・・)
内容の面白さや勢いで気にならない状態に仕上がっていたかと思います。
(この勢いで細かい部分が気にならないのは、自分にとって非常に大きなポイントです)
戦闘
今回は、従来のアクションではなく、完全RPGとなっています。
RPGは思ったより、作られていましたが、正直イマイチと感じてしまいました。
「ライブコマンドRPG」となっており、
周辺の地形を生かした戦いが可能となっております。
例えば、敵を吹き飛ばした先に、車が走っていると、
敵が車に轢かれ追加ダメージがあるなど
上手くいけば、アクションとRPGの中間くらいになれたのでしょうか・・・
しかし、このシステムがほぼほぼ機能していなく、
自分の立ち位置も自由に動けない他、敵も待機中にうろうろと動くため、
狙える部分がかなり少なくなっておりました。
機能していないなら、まだいいのですが、
ほとんどの技が敵に目の前に走って行うため、
戦いのテンポが非常に悪いものになっていました。
個人的には、ここが一番気になりました。
また、技もコミカルな感じが多いので、
熱いムービーの後に、コスプレ集団が敵一人に対して戦うため、見栄えも悪かったですね
(桐生さんと戦うときも、みんなして氷を投げつけてました・・・)
ただ、RPGになったことで、
今まで、龍が如くに触れてこなかった人たちも、プレイしやすくなった部分もあるのかなと思ってます。
ジョブシステムやデリヘルなど、面白い部分もありましたので、
今後に期待ということでしょうか
孤高で戦っている、桐生さんに対して
仲間と戦う、一番という違いに関してはとてもしっくり来ているので、
上手い具合に調整してほしいですね。
個人的には、とにかくテンポを良くしてほしいですね。
アドベンチャーパート
龍が如くといえば、
現代の街を自由に探索できる要素や、豊富なサブストーリーミニゲームです。
今回もこの部分は非常によくできており、
サブストーリーやミニゲームは面白かったですね。
サブストーリーは、コミカルなものや少し切ない話など、
バリエーションに富んでおり
会社経営やレーシングゲーム.カラオケ.映画ミニゲーム.資格検定など
遊びきれない程、用意されておりました。
ここは流石、龍が如くスタジオですね!
サブストーリーは、幽霊の話と柿の木ストーリーがお気に入りです。
クリアすると、会社経営のスタッフになったり、デリヘルメンバーとして呼べたり
クリア報酬も別で用意されているのがいいですね。
PTメンバーと一緒に、町を歩けるため、歩くだけで楽しかったです。
(桐生さんは基本一人でしたからね・・・)
PTメンバーと一緒にサブストーリーが出来たらもっと良かったなと思いました。
最後に
主にバトル部分で改善すべき点があったと思いましたが、
メインキャラクターが一新されているため、
龍が如く初心者でも、非常に手の付けやすい内容になっていると思います。
従来ファンの自分でも、
春日一番という主人公をすんなり受け入れられ、非常に楽しめました。
龍が如くは15年以上続いているシリーズで、
ほとんどの作品で桐生さんが主人公でした。
その歴史がある中での、主人公変更は、かなり大きな決断でもあり、
上手くいっているのは、とても凄い事だと思ってます。
今回、初めて龍が如くを遊んだ人は、是非過去シリーズもプレイしてほしいですね。